青志社

大下英治/著 『したたかな「どじょう」野田佳彦研究』
「自分は絶対に逃げないし、ぶれない」

野田総理
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大下英治/著 
『したたかな「どじょう」野田佳彦研究』
師・松下幸之助が最も大切にした「運」と「愛嬌」を持って、
最高権力の座を掴んだ男の、知られざるドラマ

発行日: 2011年10月4日(火)
定価: 本体1,700円+税
サイズ: 四六判上製
ページ数: 360ページ
ISBN: 978-4-905042-30-3

【コメント】

「自分は絶対に逃げないし、ぶれない」
「どじょう」宰相・野田佳彦からいまの日本が見える!

 2011年9月2日、野田佳彦氏が第95代内閣総理大臣に任命されました。本書は、内閣発足後初初めての、野田佳彦氏の本格評伝です。
 この新しい首相について、詳しく知っている人がどれくらいいるでしょう?前原氏や小沢氏といった民主党の面々と比べると、野田首相は地味で目立たない人でした。しかし、野田氏は目だたないながらコツコツと、周囲からの信頼と実績を築いてきたのです。本書では、今回の血みどろ党首選の内幕、松下政経塾での思い出、日本新党時代や新進党時代、苦難の浪人時代、国政復帰以降の財務大臣としての仕事などが、本人への徹底取材をもとに明らかにされます。そのドラマを通して、仕事に臨む野田氏の姿勢や人柄が伝わってきます。
「横綱」というニックネームを持ち、ユーモアあふれる巧みな演説ができる一方で、シャイで優柔不断な面もあります。しかし自らの施策ついては「自分は、この時代状況の中で、言わなければならないことを言いきるしかないんだ。逃げないし、ぶれない」と言い切り、現実化していくしたたかさもあります。また無類の酒好きでもある野田氏が、手塚氏や蓮舫氏と盃を交わすシーンを読むと、なんだか親しみが感じられます。
 大下氏は、最後に言います。「松下幸之助の教えの原点に戻り、国民の声に耳を傾け、したたかなどじょうぶりを発揮し、国民に失望を与え始めている民主党を立て直し、日本の再生に命を懸けてもらいたい」。
 はたして、したたかな「どじょう」宰相、野田佳彦氏は日本を復興に導びけるのか。
今はじめて社会から注目を浴びている首相の「人間」を知ることが、私たちが日本復興のためにできることの、第一歩なのではないでしょうか?


【目次】

第1章 大混乱! ポスト菅をめぐる水面下の死闘

政局、嵐の前
野田包囲網
不穏な空気
野田、前原会議決裂
前原の腹の底が見えた
これこそ大将の器
自分は絶対逃げないし、ぶれない
「悪口は便所で言え」
前原が鳩山に頭を下げた

第2章 どじょう演説で掴んだ総理の椅子

前原への宣戦布告
あうんの呼吸
血みどろの戦いが始まった
小沢グループの、すさまじい「引きはがし」
代表選前日
どじょうで勝負

第3章 松下幸之助の導き

どじょう総理の故郷
運命の人、松下幸之助
「鳴かぬなら、それもまたよしホトトギス」
松下政経塾における野田の才覚

第4章 地盤、看板、カバンなし。されど正義あり、良き友あり

勝つための選挙術
主座を保つ
仁実夫人との出会い
日本新党デビュー
細川護煕のメガネにかなった

第5章 わずか百五票差の落選と代表選初出馬

敗北
浪人の身
志士の会
ニューリーダー待望論
初の代表選で名を上げた
優柔不断は野田の短所であり長所

第6章 政権交代の実現を目指して、奔走

蓮舫のラブコール
自殺者まで出た偽メール事件
靖国、A級戦犯について
小沢一郎への反旗
野田別働隊

第7章 財務大臣として財政再建に取り組む

参謀、藤井裕久の存在
「運」と「愛嬌」と総理の目
「野田グループ」蓮舫のポジション
野田の官僚掌握術/財政破綻を阻止せよ

終章 どじょう総理、波乱の船出

急上昇の支持率
細川護煕からのメッセージ
スタートから躓いた
野田には軍師がいない
外交に関してはタカ派だ
野田外交、これだけの課題
普天間問題、中国、ロシアとの領土問題
支持率アップは「どじょう演説」のたまもの
「財政再編、これしかない」の信念


したたかなどじょう したたかなどじょう

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