ノンフィクションペンクラブの会/著
『大阪 不気味な宿』
ノンフィクションペンクラブの会/著
『大阪 不気味な宿』
泊まってはいけない、あるいは泊まらずにはいられない宿
発行日
: 2025年10月16日発売
定価
: 本体1500円+税
サイズ
: 四六判並製
ページ数
: 256ページ
ISBN
: 978-4-86590-191-7
【内容】
大阪の宿にまつわる心霊、都市伝説、異界、奇怪な噂。
数々の書き手たちが、身体を張って徹底取材に挑む――。
観光本では決して触れられない、「裏の大阪」がここにある。
・某ラブホテルの奇怪なノート
・知る人ぞ知る「ほととぎす」旅館の今
・新世界某個室ビデオの怪しい交流
・西成に存在する特殊文化宿
・刑場跡カプセルホテル
・押しつぶされる連れ込み宿
・ドライバーしか泊まれない旅館 etc…
情報の時代になって、旅はどんどんつまらなくなった。
一般のガイドブックを開けば、宿の外観、部屋の写真、料金、設備、口コミ評価、そのすべてが事前にわかってしまう。
そんな旅で本当に心は揺れるだろうか。
安全で、快適で、そして退屈。そんな宿、記憶にすら残らない。
だからこそ、不気味がいい。
この本は、普通の観光では満足できない、軽い中毒者向けと言える。もっと強い刺激を求め、わざわざ危うい路地へ踏み込む。夜中にドアを開けたら、廊下の先に誰かが立っている……。
そんな噂話を、心のどこかで期待してしまう人たちのガイドブックだ。
普通の観光で満足できる人は、ここで本を閉じればいい。
だが、安全すぎる旅に飽きたあなたなら、わかるはずだ。
少し陰った路地の奥に、一晩で人生がわずかに歪む宿があることを。
そして、歪んだまま戻ってくることこそが、旅の贅ぜい沢たくだと。
荷物は軽く、好奇心は重く。
いざ、不気味な宿へ、いってらっしゃい!
「INTRODUCTION」より
【目次】
INTRODUCTION
第一章 ホラーな宿
狂ったラブホノート (鈴木朋子)
車中泊を襲う? 痴漢集団「こたつ会」との接触 (茜あやめ)
性死まみれのラブホ街 (西尾融)
取り憑き。迷子の宿 (佳原安寿)
第二章 西成の宿
ハッテン映画館、オールナイト上映に潜入! (日高ケータ)
西成、特殊文化宿─ インタビュー釜ヶ崎のアイドルさきそん (橋本未来)
三畳一間のヤク中アパート宿 (日高ケータ)
電脳系ハッテン試写室、淫夢な夜 (日高ケータ)
第三章 パラレルな宿
暗黒色のシミが誘う、泊まれる牛丼屋 (吉村智樹)
事故物件と民泊 (鈴木朋子)
無法者ゲストハウスから変態の巣窟へ(井上大輔)
最低評価ホテルの夜(鈴木朋子)
第四章 ドラマな宿
日本語のない宿 (吉村智樹)
ほととぎすの鳴く頃─幽霊廃墟が眠る谷(好事家ジェネ)
三途の船宿─ 異界ラブホテル(西尾融)
不審な事故を呼ぶ「ある近畿地方の場所」 (大森泉)
第五章 怪しい宿
スパイ天国、スパイホテル─ 勝丸円覚氏インタビュー(橋本未来)
東大阪に現る、生きる都市伝説 (橋本未来)
千日前の夜、人は無縁仏になる(関根デッカオ)
ミナミの九龍城<~ッテラ会館の刺青どんぶり (日高ケータ)
ボーナストラック 不気味な宿の見つけ方
〜それでも泊まろうというあなたに〜
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