青志社

渡辺喜太郎/著
『我が人生の記』

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我が人生の記
渡辺喜太郎/著
『我が人生の記』
政財界の裏の裏を知り尽くした男。戦災孤児から世界6位の大富豪へ

発行日: 2023年1月20日発売
定価: 本体1600円+税
サイズ: 四六判並製
ページ数: 328ページ
ISBN: 978-4-86590-146-7


【内容紹介】

これを書き遺さずして死ねない!
本書を天国の両親と妻と子どもたちそして孫たち、我が友と師に捧げる−−。


バブルの先頭を突っ走り政財界、スポーツ界、芸能界の大物たちと交流し、自民党総裁選に関わったり、プロ野球の監督人事にも関与した。本書は、劇画のような人生を歩んできた私の一代記で、これまで話さなかった現代史、衝撃の告白本である。

東京大空襲で両親を失った戦災孤児の小学生が、学業を断念して丁稚奉公に出た。その小学生は成人してから会社を興し、わずか十年で業界トップにのし上がった。
さらにはバブル時代の先頭を突っ走り、都心に百六十五か所の不動産、ハワイに六つの高級ホテルを所有。「世界で六番目の金持ち」と認定されるまでになった。
 一方では政財界、スポーツ界、芸能界の大物たちと交流し、自民党総裁選に関わったり、黒幕の薫陶を受けたり、プロ野球の監督人事に関与したりもした。
 ところがバブルがはじけるや、あっという間に財産を失って、二度も逮捕されてしまう――。それでも私は潰されなかった。
 本書は、そんな劇画のような人生を歩んできた私の、一代記であり交遊録だ。これまで決して話さなかった現代史の裏の裏の秘話やエピソードも、遺した。
渡辺喜太郎

【目次】
まえがき

第一章 戦災孤児
戦争
「学童疎開」
特別列車
「福運」の原点
両親との別れの時
そして父と母は来なかった
一生分の涙
私には四つの故郷がある

第二章 男おしんの時代
十一歳の丁稚奉公
復学を断り商売を学ぶ
もっと大きな仕事をしたい
十八歳で独立したものの
東京深川、人情の街
オートバイや三輪車の新車販売
喜ばれて近づくきっかけを得るには
営業で大切なことは距離を縮めること

第三章 希望の地 東京麻布十番
やっとの思いで一緒になった妻佳子
離婚の危機を救った長男の誕生
共同経営に失敗、でもなんとかなるだろう
営業用の必須小道具
「これだ、この道だ……」
東京日産自動車販売の金看板
麻布に自社ビルを構えた
恩人、日産自動車石原俊社長
ヤナセの梁瀬次郎社長からの薫陶
三越の天皇岡田茂と女帝竹久みち

第四章 バブル「運と逆境」
師匠、国際興業小佐野賢治
ハワイに六つのホテルを持つ
三井信託銀行社長の中島健の剛腕と組む
資産六兆円、世界富豪番付で第六位
恩人、中島健の急逝とバブル経済の不安
「小糸株買い占め事件」の真相を話そう
「政府は地価を半分にする」バブルの崩壊が始まった
貸しはがし、三井住友銀行と全面対決
地獄への「二番底」
大銀行は身ぐるみをはがす

第五章 政治家の暗躍と器
安倍晋三が受け取った父晋太郎の総裁選軍資金
竹下登に総理の座を譲った器量
総裁ダービーで森喜朗が言ってきたこと
義理と人情の安倍晋太郎外相
剛力、渡辺美智雄新蔵相への献金
渡辺美智雄の底知れない度量
渡辺総理が誕生していたら、日本の失われた二十年はなかっただろう
小沢一郎に裏切られた渡辺美智雄
強引に地価を下げて国をダメにした三悪人

第六章 政治家と男気
日産の会長石原俊の痛烈なる批判に森喜朗がキレる
日本のドン≠フ次男笹川堯の男気
闇将軍%c中角栄が喜んでくれた物
あの尖閣諸島の灯台秘話
麻布十番駅誕生の知られざる物語
牛若丸、山口敏夫の頼み事
「麻布美術館」の恩人宇野宗佑元首相と廣済堂社長桜井義晃

第七章 忘れがたき懐かしき人たち 芸能・スポーツ界
球界の紳士、広岡達朗の人柄
ヤクルトの監督に野村克也を決めた
外車販売で知己を得た宮尾すすむ、高橋英樹
北島三郎と小林旭の超豪快金銭感覚
若山富三郎と「芸能人割引」
海で友情を育んだ森繁久彌と前田武彦
「晴天の友と雨天の友がいる」
泉ピン子、加山雄三の庶民性
千昌夫の人間的大きさに惚れた
バブルの四天王高橋治則の兄「五輪汚職」の晩節に思う

遺言
私の至福の時間の時
人生もまた春夏秋冬である
人生はトータルで「公平である」ことを忘れてはいけない
決して人を裏切ってはならない
人の真似をせず、自分で考えたことをやってほしい
もう一度生まれ変わっても「渡辺喜太郎」になりたい

渡辺喜太郎

【著者紹介】

渡辺喜太郎(わたなべ・きたろう)


一九三四年(昭和九年)東京生まれ。 戦災孤児から、足利での丁稚奉公を経て、22歳で自動車販売会社を設立し、中古車、高級外車の販売、不動産で成功する。 最盛期にはハワイに6つの高級ホテル(部屋数5、500室)、港区に165カ所の土地・建物・ 栃木県に27ホール・ホテル温泉付きゴルフ場「喜連川カントリー倶楽部」を所有した。 資産55億ドルとして世界第6位の富豪となるまでに上り詰めた。 バブルの崩壊によって資産を失ったが、20年をかけて会社の整理を完了させた。 現在は「麻布グループ会長」として活動しながら講演活動や、若い人たちのためにセミナーや社会活動などを行っている。





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