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福田衣里子・中井まり・鳥越俊太郎/著  
『日本の薬はどこかおかしい!』
薬害肝炎・ドラッグラグ……。
国・製薬会社による不作為に運命を変えられた二人の女性の、
勇気ある生きざまにジャーナリスト・鳥越俊太郎が迫る!

発行日: 2008年07月23日(金)
定価: 本体1,400円+税
サイズ: 四六判並製
ページ数: 224ページ
ISBN:978-4-903853-33-8

【コメント】

 生まれたときにC型肝炎ウイルスの混じった血液製剤を投与されたためにC型肝炎に感染し、
自分だけではなく被害者全員の救済を求めて薬害肝炎訴訟原告団に加わった福田衣里子さん。
 ムコ多糖症という、これまで安全で有効な治療法がなかった難病のお子さんのため、患者全体のために、
日本では承認されていない治療薬を使えるようにするために尽力された中井まりさん。

 一見立場が違うようだが、ともに国・厚生労働省の薬事行政の不作為によって
図らずも国と闘う運命を背負ってしまったにもかかわらず、泣き寝入りせずに堂々と立ち向かった二人である。

■なぜ、ごく普通の一般女性が実名を公表し、体を張って国と闘わなければいけなかったのか。
■日本の薬事行政の実態は、どうなっているのか。
■そして、日本の薬事行政が良くなるために、日本という国が良くなるために一人一人がすべきことは何なのか…。

 体を治すために使った薬に裏切られて病気になる、
 薬が欲しくても手に入らないうちに命を失ってしまうかもしれない恐怖を味わう――
 いずれも他人事ではなく、いつ自分に降りかかってくるかわからない身近な話である。

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