青志社

向谷匡史/著 『二人の怪物』

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二人の怪物
向谷匡史/著
『二人の怪物』
恐ろしさはマムシ以上!バブルの闇の昭和史

発行日: 2019年12月14日
定価: 本体1,400円+税
サイズ: 四六判並製
ページ数: 208ページ
ISBN: 978-4-86590-096-5

【内容】

ノンフィクションノベル

総資産5438億円のアイチの森下安道と総資産6500億円のサラ金の帝王武富士の武井保雄。
一流銀行まで手玉に取ったド肝を抜く超錬金術≠ニ闇の素顔!
その手口全真相!


おカネを儲けることは悪いことですか?
二人はともに裸一貫から金融ビジネスで一時代を築いた。
それぞれの経営手法は社会から批判され、糾弾され続けた。融資を武器に会社を乗っ取り、担保を没収する手法は、江戸時代の昔から「悪徳高利貸し」として唾棄されてきた。それが日本人のメンタリティである。
では、二人はなぜそれを承知で高利の街金ビジネスの世界に身を投じたのか。
本書は、世間の耳目を集めた出来事の真相を解明しようとするものではない。街金・サラ金を糾弾するものでも、擁護するものでもない。「怪物」と呼ばれた二人の人物像、そして二人が何を考え、何を目指し、その結果、何がどうなったのかということを、令和の新時代に、私たちの映し鏡≠ニして提示するものだ。アイチと武富士の元関係者、また両社と関わりのあった金融機関、森下、武井の両氏を知る人たちに取材し、ノンフィクション・ノベルとして構成した。一読すれば、金融業界の凄まじさと同時に、「人間の業」というものについて、また違った見方ができるものと自負する。
「おカネを儲けることは悪いことですか?」
 二人のそんな声が聞こえてくる。



【目次】
第一章 財を成す
第二章 交渉術
第三章 運の存在を信じる
第四章 すべての営みは弱肉強食
第五章 バブルの残影

【著者プロフィール】

向谷匡史 むかいだに ただし

一九五○年、広島県呉市出身。
拓殖大学を卒業後、週刊誌記者などを経て作家に。
浄土真宗本願寺派僧侶。日本空手道「昇空館」館長。保護司。
主な著作に『田中角栄「情」の会話術』(双葉社)、『ヤクザ式最後に勝つ「危機回避術」』(光文社)、
『安藤昇90歳の遺言』(徳間書店)、『子どもが自慢したいパパになる最強の「おとうさん道」』(新泉社)、
『小泉進次郎「先手を取る」極意』、『太陽と呼ばれた男 石原裕次郎と男たちの帆走』、
『田中角栄の流儀』、『熊谷正敏稼業』、『渋沢栄一「運」を拓く思考法』(青志社)など多数ある。

[向谷匡史ホームページ] http://www.mukaidani.jp

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