青志社

石田伸也/著
『田宮二郎の真相』

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田宮二郎の真相
石田伸也/著 
『田宮二郎の真相』
40年目の真実がいま明かされる

発行日: 2018年11月9日発売
定価: 本体1400円+税
サイズ: 四六判並製
ページ数: 224ページ
ISBN: 978-4-86590-073-6

【内容】

40年目の真実がいま明かされる
事業の失敗・M資金 愛人との関係


渾身のノンフィクション!
没後四十年 多くの謎を残したまま猟銃自殺をした田宮二郎――。
沈黙の幸子夫人が歳月を経て初めて明かす「修羅の真実」


田宮との思い出は楽しい日々、苦しい日々の記憶がないまぜになって、今も色あせることなく蘇ります。思い出すことはつらいことでしたが、真相をお話しする機会を与えていただきましたことを有難く思っております。
                              柴田幸子


 山崎豊子の「白い巨塔」は基本的にフィクションであるが、結果的に田宮二郎は物語に殉ずる形で幕を閉じた。その苛烈な死の根底に何があったのか、どういう時間の流れをたどったのか──田宮の没後三十年に当たる平成二十年から雑誌連載の形で取材を始め、十年の時を経てようやく完成を見る。
 基本的に取材対象はすべて「田宮二郎と直接、関わった者」であり、かなりの年月が過ぎていながら、それぞれが語る田宮二郎は「まるで昨日のことのように」鮮明であった。誰もが田宮に振り回されながら、それでも誰もが田宮を愛していた。やはり、クールな容貌から一変するチャーミングな笑顔と気遣い、もちろん俳優としての鬼気迫る情熱には、それだけの魅力があったのだろう。(略)
 本書は、田宮の長男である柴田光太郎氏と、女優の藤由紀子こと柴田幸子夫人の多大なるご尽力なしには到底たどり着けなかった。田宮の生前から没後も厳しいマスコミの目にさらされ、針小棒大な憶測記事という嵐に何度も心を閉ざしてきたはずだが、ここまで赤裸々に語っていただいたことは感謝の極みである。
                          ――あとがきより



【目次】

第一章 未亡人の告白
第二章 不穏の始まり
第三章 崩落の足音
第四章 予兆の時代
第五章 M資金と愛人
第六章 1978・12・28
第七章 再生
特別収録 水辺の太地喜和子
田宮二郎 年譜・フィルモグラフィー


石田伸也(いしだ・しんや)
1961年(昭和36年)10月1日、熊本県牛深市(現・天草市)生まれ。日本ジャーナリスト専門学院出身。 86年よりライター活動を始め、「週刊アサヒ芸能」を中心に、主に芸能ノンフィクションを執筆。主な著書に「ちあきなおみに会いたい。」(徳間文庫)、「素顔の健さん」「仁義なき戦い 100の金言」「角言−田中角栄を刻む62のメッセージ」(以上、徳間書店)、「甲斐バンド40周年 嵐の季節」(ぴあ)など。
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